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白血病ってどんな病気?貧血になるの?

白血病は血液のガン


 白血病は造血幹細胞の異常のためにうまく血球がつくられず、造血幹細胞とは異なった白血病細胞が増え続ける病気で、「血液のガン」といわれています。その理由は白血病細胞がガン細胞と同じような性質を持っているからです。

 ガン細胞には2つの特徴があり、1つは限りなく増殖を続ける事、もう1つは本来その人の体にあった細胞が変異してガン細胞になるという事です。

 ウイルスや細菌のような外敵が体内に侵入した場合は免疫の力でこれを排除する事ができますが、ガン細胞は正常な細胞が変異したものなので、必ずしも免疫機能によりこれを排除する事ができません。

 また抗がん剤を投与しても、正常な細胞まで一緒に攻撃してしまうのでさまざまな副作用が出てしまいます。

 健康な人の白血球数は1μLあたり5000〜9000個ですが、これが慢性白血病になると数万〜10万個にも増えてしまいます。白血病には急性と慢性のものがあります。


急性白血病とは


 急性白血病はどの年齢層にも見られる病気で、貧血の症状のほか、高熱、歯茎や皮膚からの出血などが現れるのが特徴です。これらの症状がすべて揃うというわけではなく、本人も自覚がないまま重症になっていることもあります。最終的には骨髄に針を刺し、骨髄液を吸引することで検査・診断を行います。

 造血幹細胞がガン化して増殖するため、不完全な状態の白血球ばかりが造られ、最終的には骨髄を占拠してしまいます。このため正常な血液が骨髄で造られなくなり、貧血になって感染に対する抵抗力が著しく低下したり、血小板が減少して出血が起こります。

 治療の方法としては、抗がん剤を数種類組み合わせた化学療法が一般的です。これは抗がん剤によって白血病細胞を攻撃し、残っている正常な造血幹細胞が増えて白血病細胞の増殖を上回るのを待つ方法です。

 このような状態まで回復する事を寛解といいますが、これで完全に治ったわけではなく、この後も抗がん剤の投与が続けられます。40歳未満の人では、適当なドナーが見つかれば骨髄移植などの造血肝細胞移植が最良の治療といえます。

慢性白血病とは


 慢性白血病には骨髄性とリンパ性があり、骨髄性は成人に、リンパ性は中高年に多く見られます。日本人の場合はほとんどが骨髄性の慢性白血病です。骨髄性白血病は遺伝子の異常が原因で起こり、症状がほとんどなく進行も緩やかなため、見つけにくい病気です。

 急性白血病と異なり、この病気では正常な状態につくられた白血球が異常に増えるのが特徴で、通常白血球の数は1μLあたり5000〜9000個ですが、これが数万〜10万個までになります。白血球を減らすだけでは遺伝子の異常をなくす根本治療にはならず、骨髄移植やインターフェロンによる治療が行われます。




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