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鉄鍋で効率的に鉄分を摂取しよう

同じ料理でも鉄分が1.5倍になる!?


 鉄欠乏性貧血の改善には鉄分を摂取することが何より大切ですが、効率的に鉄分を摂取する方法の1つに「鉄製品を調理に使う」ということがあげられます。

 鉄製品とは鉄鍋や鉄瓶の事を指し、調理等で使うと鉄鍋本体の鉄分が溶け出すため、通常の調理に比べて多くの鉄分が摂取できると昔から言われてきました。

 この先人の知恵は間違っておらず、シチューや味噌汁を鉄鍋で作った場合と鉄鍋以外で作った場合の料理中に含まれる鉄分の量を比較した実験では、鉄鍋を使った方が使わないのに比べて1.5倍も多く鉄分を含んでいることがわかっています。

 また、ほうれん草やレバーなど鉄分が豊富に含まれる食材から鉄分を摂取したマウスと、鉄瓶で沸かしたお湯の鉄分を摂取したマウスでは、鉄瓶の鉄分を摂取したマウスの方が赤血球量が増えたという実験結果もあります。

 このような理由から、鉄鍋や鉄瓶を日常の食生活で使うことは鉄欠乏性貧血の改善に効果的であるといえます。


溶け出す鉄分は料理で異なる


 鉄には二価鉄と三価鉄があり、二価鉄は三価鉄に比べて数倍吸収しやすい鉄となっています。鉄鍋などの鉄製品から溶け出す鉄はこの二価鉄であり、体にとって吸収しやすい鉄となります。

 ただし、鍋が鉄でできていても内部がコーティングされている鍋からは鉄が溶け出すことはありません。コーティングされている鍋やフランパンの方が扱いやすく錆びないのですが、鉄分摂取のためにはコーティングのないものを選びましょう。

 また、同じ鉄鍋でも調理する内容によって鉄分の溶け出す量が異なります。シチューやカレーなど長時間煮込む料理や、酸性の調味料(酢やケチャップなど)を使った料理だと鉄分が溶け出しやすくなるため、鉄分摂取効果が期待できます。

 せっかく鉄分が溶け出しても、煮汁やソースを摂取しなければ意味がありませんので、煮汁を摂取するシチューやカレーなどの煮込み料理はお勧めです。逆に鉄分が溶け出しにくいのは揚げ物などの油料理です。

鉄分摂取がアップする栄養は○○


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