本文へスキップ
貧血の原因・症状・検査・治療・食事・対処法をわかりやすく解説する医療サイト|メディカルアーカイブ

サイトマップ

<当サイトは医療従事者が監修・運営しています>

> 貧血とはどんな病気?

知っているようで知らない?
貧血とはどんな病気?

 貧血と聞くと、立ちくらみとか元気が出ないというイメージを持つ方がほとんどです。貧血という病気はすごく身近である反面、この病気について正しく理解している人はあまりいません。まずは正しい知識を身につけましょう。

薬剤師のイメージ <この記事の著者>
 メディカルアーカイブ所属
 薬剤師 松田俊浩※

目次

※当サイトは医療専門職が監修した貧血に関する情報を提供していますが、インターネットや本の情報だけで自己診断するのは大変危険です。疑われる症状がある場合は専門医を受診する必要があります。貧血の原因は様々あるため、まずは内科を受診することをお勧めします。

赤血球が基準より少なくなった状態


 貧血とは血液中の赤血球が基準値よりも減少した状態をいいます。赤血球は全身の細胞に酸素を運ぶ働きをしているので、赤血球が不足する事で体内の細胞が酸欠状態になるため、特有の症状が現れます。

 特に生理によって毎月血液を失う女性の10%が貧血であるともいわれ、大変身近な病気です。しかしながら、症状には特徴的なものがあまりなく、「だるい」や「頭痛」など日常生活で起こりやすい症状が多いことから、症状が現れても軽く考えられがちです。この病気について知識が十分に普及しているともいえません。


鉄欠乏性が全体の7割を占める


 貧血の中で最も多い鉄欠乏性貧血は、全身に酸素を運搬する赤血球を構成するヘモグロビンの減少が関わっています。ヘモグロビンは鉄を原料としており、鉄分が不足する事で体内が酸素不足となり、だるさや頭痛などの症状が現れます。

 鉄は体内にも蓄えられているため、鉄分摂取が不足してしまってもすぐに症状は現れません。しかし、一度体内の鉄分が不足してしまうとすぐには補充できないのも特徴です。よって、日頃からバランスよく鉄分摂取を心掛ける必要があります。

 鉄欠乏性貧血は毎日の食生活から鉄を摂取する事で防ぐ事ができます。ただし、その際は鉄の多い食材を食べるだけでは不十分で、鉄の吸収を助けるタンパク質やビタミンCも同時に摂る事が大切です。また赤血球をつくるのに欠かせないビタミンB12と葉酸も必要になります。

3分でわかる!貧血の原因とは

原因は1つではなく多岐にわたる


 貧血といえば鉄欠乏性の印象が強く、鉄をしっかり摂れば大丈夫と考えている方が大変多くいますが、原因はそれだけではありません。

 赤血球をつくる事が困難になる、赤血球の寿命が短くなる、病気により慢性的に出血していることで起こるなど、原因は1つではなく多岐に渡ります。

 原因によっては専門医の治療を受けなければ命にかかわるものもあるため、よくある病気だからと安易に考えることは大変危険です。貧血には以下のような種類があります。

鉄欠乏性貧血
再生不良性貧血
溶血性貧血
悪性貧血
ビタミンB12と葉酸の欠乏
赤芽球癆(せきがきゅうろう)
骨髄異形成症候群(MDS)
白血病

 大したことではないと軽く考えず、原因を正しく突き止め、正しい知識を身につけることで、予防・改善していくことが大切です。

頭痛・吐き気…これは貧血症状?



関連論文
 初診で貧血を診た場合 日本内科学会

 貧血の病態と治療 日本内科学会

 日本人女性の貧血 最近の動向とその成因 臨床血液2004

 貧血の分類と診断の進め方 日本内科学会

関連記事
どんな症状が現れる?
(頭痛・吐き気・眠気・目・めまい・動悸…)
原因は1つではない!
3分でわかる原因と発症のしくみ
貧血検査と数値の見方
70%以上の貧血は食事で改善できる
生理だけでなってしまうの?
妊娠するとなりやすい?
赤ちゃんは大丈夫?
思春期はなりやすい。でもどうして?
消化管出血が原因の場合は要注意!
高齢者は気付きにくい!
注意すべき事とは

薬剤師のイメージ
<この記事の著者>
 メディカルアーカイブ所属 薬剤師 松田俊浩※
<著者の略歴>
 貧血全般はもちろんのこと、血液の病気や栄養学を専門として活動しており、貧血の正しい知識や食事療法の指導を行っている。