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鉄分不足を改善する生活習慣とは

<この記事の著者>
 メディカルアーカイブ所属
 薬剤師 松田俊浩※

目次

※当サイトは医療専門職が監修した貧血に関する情報を提供していますが、インターネットや本の情報だけで自己診断するのは大変危険です。疑われる症状がある場合は専門医を受診する必要があります。貧血の原因は様々あるため、まずは内科を受診することをお勧めします。

貧血解消で大切なのはバランスのとれた食生活


 鉄欠乏性貧血は文字通り体内の鉄が不足して起こる貧血であり、その原因としては、鉄の排泄増加、鉄の需要増加、鉄の摂取不足の3つがあります。これらの原因が単独であったり、重なり合ったりして鉄欠乏性貧血が引き起こされます。

 いずれの原因であっても、まず行わなければならないのは鉄を積極的に摂る事です。その基本となるのは普段の食事であり、鉄を多く含む食物を摂る必要があります。食事で十分な効果が得られない時には鉄剤を服用して鉄を補給します。

 食事療法で重要なポイントは、鉄分だけを偏って摂るのではなく、血液の材料となるタンパク質や鉄分の吸収をよくするビタミンCなど、栄養のバランスがとれた食事を心掛けることです。

胃腸の調子が悪いと鉄の摂取も低下する


 これらの栄養をきちんと消化し効率よく吸収するためにも、急いで食事をしたりせずによく噛んで食べる事が大切です。そうすることで胃酸が十分に分泌され、鉄をはじめとする栄養が効率よく吸収されるのです。

 また、鉄分を多く摂ると腸の働きが弱まり便秘がちになるので、便秘の予防のためにも水分や食物繊維なども摂るように心掛けて下さい。

 バランスのよい食生活と同じくらい大切なのが、胃腸の健康管理です。アルコールの飲み過ぎや過食、ストレスなどによって胃腸に負担をかける生活を続けていると、胃腸の働きが低下し、鉄などの栄養素の吸収もうまくいきません。胃腸の健康を維持するためには、暴飲暴食を避けるようにしましょう。

 また食事以外の留意点としては、生活が不規則にならないようにし、負担にならない程度の軽い運動や睡眠時間を十分にとることです。鉄欠乏性貧血は、鉄を含むバランスのとれた食事と規則正しい生活習慣を守る事でかなり改善できる、治しやすい貧血なのです。

一日に必要な鉄分はどれくらい?


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<この記事の著者>
 メディカルアーカイブ所属 薬剤師 松田俊浩※
<著者の略歴>
 貧血全般はもちろんのこと、血液の病気や栄養学を専門として活動しており、貧血の正しい知識や食事療法の指導を行っている。