貧血になると体内が酸素欠乏し、全身にさまざまな症状が現れます。貧血である事を忘れて無理をすれば、症状の悪化や予期せぬ事故に遭遇することもあります。貧血の人が知っておくべき日常生活のポイントとは?
貧血とは赤血球やヘモグロビンが減少した状態をいいます。赤血球は全身に酸素を運ぶ役割をしているため、これが減少することで全身が酸素欠乏状態になり、息切れや動悸、頭痛、めまい、倦怠感、食欲不振などの貧血症状が起こります。
そのため、日常生活では無理をせず酸素欠乏状態に応じた生活をし、鉄剤や食事などで徐々に貧血の状態を改善していく事が大切です。日常生活では以下の事に注意するようにしましょう。
体を動かすほど、全身の細胞はより酸素を必要とします。貧血状態では酸素を十分に送り届ける事ができないので、全身の細胞が酸素不足に陥り、息切れや動悸などの症状が起こりやすくなります。
普段から息切れや動悸、めまい、頭痛などの症状がある場合は、これらの症状が起こらない程度を目安に、体の状態に合わせた無理のない生活を送るようにしましょう。疲れないように早めに休憩を取り、睡眠や急速を十分にとることを心掛ける事が大切です。
貧血状態では脳への酸素供給が不足しやすく(脳貧血)、急に立ち上がった時や歩いている時に、目の前が真っ暗になりフラフラして倒れたり、一時的に意識を失う事もあります。
倒れるとケガや打撲、出血をする恐れがあるため、普段から脳貧血が起こらないように注意する事が大切です。脳貧血を予防するには、以下の点に注意しましょう。
脳貧血が起こってしまった場合は以下の点に注意しましょう。
貧血状態になると全身の酸素不足や新陳代謝の低下により、手足や全身が冷たく感じられることがあります。少しでも多く全身の細胞に酸素を供給できるように、全身を温かく保ち血行を保つことが大切です。
体を温かく保つには、靴下を履く、手足をマッサージする、手足をお湯につける、外出時は一枚多く羽織る、マフラーをするなどが効果的です。
貧血状態では体の抵抗力が低下しがちです。全身を清潔に保ち、感染を予防するように心掛ける事が大切です。主な注意点として以下のことがあります。
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