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貧血の人は運動しない方がいいの?

薬剤師のイメージ <この記事の著者>
 メディカルアーカイブ所属
 薬剤師 松田俊浩※

運動量を医師に相談しましょう

 適度な運動も血液の健康を維持する上で有効です。運動する事で心肺機能が高まり、血液の流れをスムーズにし、動脈硬化などを予防する事がわかっています。

 貧血の人でも軽症の場合は、適度に運動する事によって新陳代謝を促し赤血球の産生が活発になるので、軽い体操などは効果的です。

 しかし、無理に運動すると心臓に負担がかかり、心臓肥大になることもあるため、必ず医師の指導を受けてから運動を始めるようにしてください。

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無理な運動は健康を害することも…

 貧血を予防して健康な血液を維持するためには、体にあまり負担をかけない、無理のない運動が最も効果的です。無理をしてマラソンや長時間歩行をすると、血管内溶血が起こったり、過度の運動による鉄欠乏性貧血など、よかれと思って始めた運動がかえって血液の健康を害してしまう事もあります。

 運動が日課になってくると、より激しいトレーニングやフルマラソンなどに挑戦しようという気持ちが起きてきますが、焦らずに自分の体と相談しながら長く続けられる運動を心掛ける事が大切です。

 特に高齢者が自分の判断だけでマラソンなどの激しい運動を始めるのは、心筋梗塞などさまざまな障害を起こしかねず大変危険です。高コレステロール血症や心臓病など持病のある人は、どの程度の運動をやれば効果的か、医師に相談し指導を受ける事が大切です。

70%以上の貧血は食事で改善



関連論文
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薬剤師のイメージ
<この記事の著者>
 メディカルアーカイブ所属 薬剤師 松田俊浩※
<著者の略歴>
 貧血全般はもちろんのこと、血液の病気や栄養学を専門として活動しており、貧血の正しい知識や食事療法の指導を行っている。